整備ブログ

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Ninja400 車検整備

旧モデルNinja400の車検整備です。 レッドフレーム、レッドホイールのスペシャルエディション車です! 中古で購入された車輌ということですので、しっかりとチェックをしておきたいところです! 整備開始です! 基本的な各部点検・増し締め・注油作業を行います。 エンジンオイル、前後のブレーキフルードを交換しました。 冷却水も交換します! リザーバータンクやホース類も一度取り外し内部を洗浄してから組み付けます。 今回は交換しませんでしたが冷却水の圧力をコントロールしているラジエターキャップも定期的に交換が必要な部品のひとつです! エアクリーナーボックスの蓋を開けるとスロットルボディの中が見えます。 ER系のエンジンはここが汚れやすく、次第にアイドリング回転数が下がってくるという持病があります! FI車は電力消費が大きいので、アイドリング回転数が異常に低いと信号待ち等停車状態でのバッテリーへの充電電圧が不足する可能性があります! 暫定的な対策として、アイドリング回転数のそれな...
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Ninja250SL 定期点検整備

当店イベント大常連のIさんのNinja250SL、定期点検整備です! これからは娘さんもこのバイクに乗るようになるそうで、その前にバッチリ点検させていただきます! カウル類、タンクを外し各部点検・ボルトの増し締め・グリスアップを行います。 当店の車検・点検整備の際はバッテリー充電も必ず行います! FI車はバッテリーが要です。 今回はオイル、オイルフィルターの交換もしますのでドレンを開けてしばらく抜いておきます。 エアクリーナーエレメントの点検です。 スポンジタイプのエレメントなので専用の薬品でキレイに洗い乾燥させた後、フィルターオイルを吹きかけて再使用出来ます(スポンジが寿命を迎えるまでは何度でも使えます) SLシリーズはタンクを外さないとエアクリーナーボックスの蓋を開けることが出来ません・・・ シンプルな見た目に反して意外と(?)整備性は悪めなバイクではあります・・・(笑) やはりKLX系のオフ車をベースに開発されたからなのでしょうか、作りも少し独特です。 ヘッドライトもキーオンで点灯してしまうので、バッテリ...
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ゼファー1100 車検整備

火の玉カラーZ900RSに続き火の玉カラーゼファー1100の車検整備です! 当店販売のファイナルエディション、モチロン本物です! 販売終了から時間が経ちすっかりプレミアムな1台となりました。 早速基本的な車検整備を開始します! ゼファー1100はツインプラグ車なのでスパークプラグは8本です! そこまでの消耗は見られなかったので清掃して組み付けます。 エンジンオイル量もオイルフィルター交換時は4ℓを超える大喰らいです・・・ さすがの貫禄があります(笑) ブレーキフルード、クラッチフルードも交換します! クラッチフルードは特に汚れやすいです・・・ 油圧クラッチ車は定期的な点検・交換が必要です。 交換完了です! フルードは元々無色透明に近い色合いです(最近は色付きのフルードもありますが・・・) マスターシリンダーの点検窓で定期的にフルードの色合いを確認しておくのもオススメです!(出来れば蓋を開けて直接確認するのが一番正確です) 最後の仕上げに...
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Z900RS 納車整備

発売以来大人気のZ900RS火の玉カラーの納車整備です! Yさん、ご成約ありがとうございます! NINJA1000からのお乗り換えです。 整備開始です! 基本的なチェックをしつつ各オプション品を取り付けていきます。 純正オプションのセンタースタンド(税込22,896円) リアタイヤ周りやチェーンメンテナンスの強い味方ですね! ちなみに操作感はとても軽かったです! 体重ないのでセンタースタンド上げが苦手な私でも楽々上げられました(笑) DAYTONA製アシストグリップ左側(税込4,968円) バイクの取り回しやセンタースタンドを上げる時に非常に役立つアイテムです! 純正オプションにも同じようなパーツの設定がありますが左右セット(税込13,716円)となりますのでご要望に応じてという感じになりますかね・・・ POSH製の社外ハンドルに交換です! Z900RSのノーマルハンドルは跨ってみると見た目以上にワイドなポジションとなっております。 こちら...
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カワサキの講習会に行って来ました

先日、定期的に開催されるカワサキの新技術講習会に参加しました。 最新の技術やシステムを学ぶ良い勉強の機会です! どうやらこれからは今まで以上にバイクをパソコンに接続して管理していく流れとなっていきそうです(現状はFIエラー等パソコンと接続し故障診断をする場合以外は特に必要無い作業なんですけどね・・・) しかしハイグレードなモデル達に搭載されている最新の電子制御系パーツは物凄いです(汗) 人間の能力では絶対に出来ないようなレベル(1000分の1秒単位)で制御されライディングをサポートしてくれます。 200馬力なんて数字が珍しくない時代になりつつありますが、そんな桁外れのパワーを普通に楽しむ事が出来る様になったのも電子制御システムの進化のおかげと言っても過言ではないのかもしれません。 ただし過信は禁物です! どんなに電子制御が凄くてもバイクなので限界を超えれば転倒します・・・(笑) そして新型となったW800ですが「とりあえず最新の規制に適合させました」という事ではなく、かなりガッツリと各部に手を入れたニューモデルとなっています! ...
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ワイヤーのメンテナンスは大事です

日々の通勤でハードに使われているN君のDトラッカー125です。 走行中クラッチレバーの遊びがみるみる大きくなってしまったとの事。 レバー根本部の調整で何とか誤魔化してお店まで辿り着けたようです(汗) 見える範囲ではワイヤーに異常は無さそうですが・・・ 上下のタイコ(ワイヤー末端)を外しフリーとなったワイヤーをもう少し引き出してみると・・・ ワイヤー破断寸前でした! ギリギリセーフです! 状況にもよりますがワイヤーの破断が始まると必ず何かしらの予兆が出始めます(異常に重くなったり、今回の様に遊びが急激に変わったり、ワイヤーを引く手応えがとてもイヤな感触に変化したりします) 昔のバイクに使われていたワイヤーはこの予兆が現れてからもそれなりの時間粘ってくれる事もあったみたいですが、最近のワイヤーは予兆から破断までがあっという間な事が多いようです! クラッチに限らず各ワイヤー類は定期的なメンテナンスで寿命が大きく変わる部品のひとつです! 1年に1度の注油でもやるとやらないでは将来的に大きく差が出てきます! 当店の点検整...
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Dトラッカー125 クラッチスイッチ折れ

Dトラッカー125で「長めのエンジンブレーキ使用→停止に伴いクラッチを切るとたまにそのままエンストしてしまう」という症状です。 原因は色々考えられるので難しい症状なのですがまずはチェックしておきたい箇所があります。 クラッチレバーの根本にあるクラッチスイッチです! 多くのバイクに装着されているセンサー部品です。 スプリングの力で飛び出ているロッドがクラッチレバーに押される仕組みとなっており、これが押し込まれているのかどうかでクラッチレバーが握られているのか/いないのかをバイク側が判断しています。 社外レバー等に交換する際にこのロッドを折ってしまっている車輌をたまに見かけます(汗) これまでのバイクですとエンジン始動時にギアが入っている状態(ニュートラルではない状態)でスターターを回してしまうとバイクが暴走してしまうので、その様な状態であればクラッチがちゃんと切られて(レバーが握られて)いるのかどうかも合わせて判断する為の安全装置のひとつ的な意味合いのセンサーでした。 ところが最近のバイクはより高度で細かな制御をする為にもこのクラ...
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新型Z400 納車整備

話題のニューモデル新型Z400の納車整備です! S様、ご成約ありがとうございます! カラーはキャンディライム×ブラックとなります。 早速納車整備開始です! オプションのご依頼もたくさんいただきましたので整備と同時進行で取り付けていきます。 ここ最近のバイクに装備されるようになったガソリン蒸散防止装置です。 燃料タンク内の圧力変化等で気体となったガソリンを外に逃さないように回収するシステムです。 ちなみに燃料タンクにガソリンを溢れるほど入れてしまうとこの装置内に大量のガソリンが流れ込んでしまい不具合を起こす原因となる可能性があるので給油時には注意が必要です! 年々規制が厳しくなって対応を求められるメーカー側も本当に大変だと思います・・・(汗) フルカウル車であればこの箱やホース類はカウル内に隠せますがZのようなネイキッドタイプのバイクはデザインの上でも一苦労でしょうね・・・ ETC2.0を取り付けます。 Zはメーター内にETCインジケーターが内蔵されております! ET...
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スクーター パンク修理

当店でHONDA DIO110をご購入いただいたO様の車輌です。 リアタイヤの空気圧が2、3日で抜けてしまうとの事・・・ タイヤを一周じっくりとチェックしてみますが釘や異物は刺さっておらず。 エアバルブ周りからも空気漏れは見受けられません。 イヤな予感がします・・・ タイヤのサイド側にも石鹸水を吹き付けて少し時間を置くと・・・ タイヤとホイールの間から空気が漏れています! よくある釘踏み等の原因ではない珍しいケースのパンク事例でした。 残念ながらこれは通常のパンク修理のように外側からどうこう出来るものではありません・・・ リアホイールを車体から外し、更にタイヤも外していきます。 これが原因だと断言は出来ませんが、ホイール内側に数箇所腐食が発生しておりました。 凹凸はどう考えてもホイールとタイヤの密着に良い訳がないので、ペーパーをかけてなるべく平らにならしておきます。 そしてこのような時の頼みの綱、ビードシーラーというタイヤとホイールの密着を向上させるケミカルをタイヤビード部にたっぷり...
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ZRX1200ダエグ バルブクリアランス調整

2015年式ZRX1200ダエグのバルブクリアランス点検作業です! 店長の古くからの走り仲間であり大ベテランのUさんの愛車であります。 走行38000km超。 バルブクリアランスはどうなっているのでしょうか? 早速ヘッドカバーを開けます! 色々とどかすものが多いのでここまででも一苦労です・・・ 測定の結果は・・・ 意外にも(?)16箇所全て適正値内でした! 一安心です! このまま蓋をしても問題ないレベルですがせっかくの機会なので強いて言えば調整しておきたい2箇所だけシムを手配します。 ダエグで使うタイプのシムは0,05mmだけではなく0.025mm単位での設定があるようなのでより細かく調整が出来て良い感じです(他のもそうして欲しい・・・) 調整完了後、ヘッドカバーを組んで部品を元に戻していきます! スパークプラグ等はモチロン点検、清掃して戻します。 最後にエンジンを始動してバキュームバランスもチェックします! こちらはそこそこ狂っていたので調整します!...
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新型Z400 納車整備

いよいよ発売となった期待のニューモデルZ400の納車整備です! Y様、ご成約ありがとうございます! ホワイトの旧モデルZ250からホワイトの新型Z400へのお乗り換えです! 早速整備開始です! 基本的なチェックが完了したらまずは電気モノのETC、USBポート、グリップヒーターを取り付けていきます。 新型Z250、Z400は残念ながらETC標準装備車ではありませんがオプションとしてETCを取り付けられる前提の作りとなっております(もっと早くからそうして欲しかった・・・) ETCアンテナはフロントフェイス内のステーに設置出来る土台が用意されています。 素晴らしい! リア周りは兄弟車のNINJA400と同じ作りです。 自己診断コネクタが赤くなって形状も変わっている!? 確かな電源の取り出しポイントとして重宝していましたが対応を考えないといけないですね・・・ ETC用の電源コネクタも標準で受け側は用意されています。 NINJAでは必要な別売りリレーもZでは不要です(そのかわり電源取...
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新型NINJA400KRT 納車整備

2019年モデルNINJA400KRTエディションの納車整備です。 K様、ご成約ありがとうございます! 早速整備していきます! 各部点検、増し締めを行いながらETC、USBポートの取り付け準備です。 新型NINJAにはアクセサリー用の電源取り出しポイントがメインハーネスに元々用意されているのですが・・・ 別売りオプションのリレー(税込2,246円)を組み込まないと通電しません・・・ それくらい最初から付けておいてよと個人的にはとっても思うのですが・・・ まあ安心と信頼の純正電源ですし取り出し場所も気が利いているので使わない手はないかと思います。 ETCのアンテナはアッパーカウル内に隠して設置します。 インジケーターは視認性の良いキーシリンダー部がスマートで良さそうです。 純正オプションでDC電源ソケット(税込7,873円)の設定がありますがイマドキさすがにシガーソケットはちょっと・・・ 値段も結構しますね・・・ オススメはKIJIMA製のUSBポートKIT(...