旧モデルNinja400の車検整備です。
レッドフレーム、レッドホイールのスペシャルエディション車です!
中古で購入された車輌ということですので、しっかりとチェックをしておきたいところです!
整備開始です!
基本的な各部点検・増し締め・注油作業を行います。
エンジンオイル、前後のブレーキフルードを交換しました。
冷却水も交換します!
リザーバータンクやホース類も一度取り外し内部を洗浄してから組み付けます。
今回は交換しませんでしたが冷却水の圧力をコントロールしているラジエターキャップも定期的に交換が必要な部品のひとつです!
エアクリーナーボックスの蓋を開けるとスロットルボディの中が見えます。
ER系のエンジンはここが汚れやすく、次第にアイドリング回転数が下がってくるという持病があります!
FI車は電力消費が大きいので、アイドリング回転数が異常に低いと信号待ち等停車状態でのバッテリーへの充電電圧が不足する可能性があります!
暫定的な対策として、アイドリング回転数のそれなりの低下を感じたら適時アジャストスクリュー(調整ツマミ)にて調整するのをオススメします(Ninja400の場合は1,300rpm前後がメーカー規定値です)
エンジンコンディショナーという泡状のケミカルを使いスロットルボディの簡易清掃をします!
これだけでもアイドリング回転数も上がり全体的に調子も良くなります!
ちなみキャブレタークリーナーはゴム部品への攻撃性が強いのでこういった作業には使用しない方がよさそうです。
前後のタイヤも交換しました!
写真はホイールバランスを調整しているところです。
またエアバルブに若干の亀裂が見受けられたので交換となりました!
エアバルブは大部分がゴムで構成されている部品ですので走行距離に関わらず経年劣化が発生します。
多少の亀裂程度ならすぐに問題になることはありませんが、大きな亀裂が入っているようですと要注意です。
ガソリンスタンド等で空気を入れる際や、U字ロック等を装着する際にエアバルブがもげてしまう危険性があります!
エアバルブがもげるとタイヤの空気はあっという間に抜けてしまい完全なパンク状態となります(エアバルブを交換しない限り直せません)
エアバルブはホイールの内側から外側に向かって取り付けられている部品ですので、交換する為には一度タイヤも脱着する必要があります(エアバルブだけの交換作業でも基本的にタイヤ交換と同じ工賃がかかります)
なのでこうしてタイヤ交換のついでに点検・交換作業をしておくのが一番効率的なのです!
この後、無事に車検も終わり整備完了となりました!
T様、ありがとうございました!