O様のZ125、朝イチのエンジン始動不良がランダムで発生してしまうという症状で入庫です。
一度エンジンがかかってしまえばその後は半日以上の時間を空けなければ始動性に全く問題は無いとのこと・・・
これまでも同症状の対策としてスパークプラグ等の点検やバルブクリアランス調整を行いましたが改善には至らず・・・
今回はカワサキからの整備情報も参考にして対策を試みます。
ギアポジションセンサーとピン、スプリングの交換です!
Z125ではECUに入るニュートラル信号の電圧が微妙に規定値から外れてしまっている症例があったらしく(アース不良?)、2019モデルからセンサー部のピン、スプリングの形状が変更されたようです。
確かに新しいピンは全長が長く先端もテーパー状になっておりセンサーに対しての密着が強くなっていそうです。
ギアがニュートラルでメーターのニュートラルインジケーターが点灯していても、ECU側はニュートラルを認識せずにエンジンの始動をさせない制御をしてしまっている可能性があるようです・・・
これでこの厄介な症状が改善してくれれば良いのですが・・・(汗)
症状の発生頻度がランダムな為(お預かりしている間は始動困難レベルは一度も発生せず・・・)とりあえず交換作業を済ませて車輌をお返しし、引き続き様子を見ていただいております!