日々の通勤でハードに使われているN君のDトラッカー125です。
走行中クラッチレバーの遊びがみるみる大きくなってしまったとの事。
レバー根本部の調整で何とか誤魔化してお店まで辿り着けたようです(汗)
見える範囲ではワイヤーに異常は無さそうですが・・・
上下のタイコ(ワイヤー末端)を外しフリーとなったワイヤーをもう少し引き出してみると・・・
ワイヤー破断寸前でした! ギリギリセーフです!
状況にもよりますがワイヤーの破断が始まると必ず何かしらの予兆が出始めます(異常に重くなったり、今回の様に遊びが急激に変わったり、ワイヤーを引く手応えがとてもイヤな感触に変化したりします)
昔のバイクに使われていたワイヤーはこの予兆が現れてからもそれなりの時間粘ってくれる事もあったみたいですが、最近のワイヤーは予兆から破断までがあっという間な事が多いようです!
クラッチに限らず各ワイヤー類は定期的なメンテナンスで寿命が大きく変わる部品のひとつです!
1年に1度の注油でもやるとやらないでは将来的に大きく差が出てきます!
当店の点検整備・車検整備ではモチロン必ず各ワイヤーの点検注油作業を行っております。
出先でワイヤーが切れて立ち往生!なんて事態にはなりたくないものです・・・