バリオスⅡ 修理

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バリオスⅡの修理のご依頼です!

エンジンもかかり走行も出来るのですが、上り坂等でパワーがなく調子が悪いとの症状です。

現状を確認してみると排気音の感じからしても4気筒がキレイに動いていないようです・・・

エキパイの温度も4番シリンダーが明らかに低そうです。

点火系統は他店様でスパークプラグを新品に変えてあるようですし、チェックしてみても火花はきちんと飛んでいます。

続いて燃料系統ですが、少し前に燃料タンク内に水が混入し錆が発生してしまい、新品タンクに交換しキャブレター内も洗浄してもらったようなのですが、今回の不調もそれから続いているとのこと・・・

残念ながらキャブレターはもう一度チェックしてみる必要がありそうです・・・

 

車体からキャブレターを取り外し分解・洗浄スタートです!

前回の洗浄作業では特に交換した部品は無かったとのこと・・・

確かに費用は安く抑えられますが走行距離、年式、状況を考えるとやはり交換すべき部品は交換しなければならないかと思います・・・

要のフロートバルブはバリオス系キャブレターは受け側のパーツとのセット構成で更にお高いのですが(汗)交換のGOサインをいただきましたので新品を組み込みます!

 

洗浄したキャブレターを組み上げていきます。

 

車体に取り付けエンジン始動、同調等の調整をしていきます。

無事、キレイに4気筒動くようになりました!

キャブレターのオーバーフローでガソリンの混入してしまったエンジンオイルは水のようにシャバシャバです・・・

こんなオイルのまま乗ってしまうとエンジンの故障に繋がりますので当然交換となります。

 

チョークワイヤーを外す過程で左スイッチボックスの配線噛みを発見しました。

幸い断線には至っていなかったので補修してまた挟み込むことのないよう慎重に取り付けます。

 

大分くたびれていたエアクリーナーエレメントもこの機会に新品に交換します。

お店周辺を何度か試乗して問題のないことを確認しキャブレター周りの整備は完了です!

 

追加でフロントブレーキ周りの整備もご依頼いただいたのでオーバーホール作業をしていきます!

ブレーキレバーのタッチがかなりスポンジー(ふわふわ)で握り具合の微調整がし辛く、コントロールの難しい操作感となってしまっています。

こちらも年式等を考えるとマスターシリンダー、キャリパーどちらもオーバーホールしなければ完調にはならないと思われます。

全分解し大きい部品は洗剤に浸けて丸洗いです!

乾燥後、各部ゴムパーツや消耗部品を新品と交換しながら組んでいきます(ブレーキパッドはまだパッド残量もあるので再使用します)

 

キャリパーのピストンに腐食の穴が発生してしまっていたので残念ながら交換となりました(問題が無ければ使い回せる部品ですが・・・)

腐食の位置的にもこのまま使い回してしまうとせっかく交換した新品のシールを早く痛めてしまう可能性があります・・・

写真右側が新品のピストンです。

 

オーバーホール作業が完了しました!

ブレーキホースもこの機会に新品にしてあります(長い目で見るとブレーキホースも消耗部品のひとつです)

スポンジーだったフロントのブレーキタッチはすっかり元通りとなりました!

年式的にもまだまだ今後の課題は各所にありますが、今回ご依頼いただいた部分の不具合は解消されました。

Y様大変お待たせ致しました。 ありがとうございました。