ZRX1200ダエグ、車検整備で入庫です!
当店で販売させていただいた車輌ではありませんので、まずは各部しっかりとチェックして点検整備を行っていきます。
ステップにかなりの緩みがありました!
裏から太いボルトで締め付けられておりロック剤も塗られているのですが長年乗っていると結構あるあるのボルト緩みポイントのひとつです。
一度分解しシフトペダル周りをしっかりとグリスアップしてからボルトを規定トルクで締め直します。
反対側のステップに緩みはありませんでしたがこの機会に分解・清掃しブレーキペダル周りもグリスアップです。
ブレーキフルード、クラッチフルードは劣化による色付きが見受けられるので交換作業を行います。
リフレッシュです!
続いてL型のNinja250、こちらも他店様販売車輌を定期点検整備させていただきます!
左右のハンドルバーにかなりの曲がりがあるのでこの機会に新品交換します。
ハンドルバーは立ちごけ程度でも場合によってはあっさりと簡単に曲がってしまうものです・・・(汗)
多少ハンドルが曲がっていてもバイクは真っすぐ走ってくれるものなので意外と大きな問題はないのですが、ハンドルを末切りした際にタンクと接触してしまったり、ライダーの腕がタンクと挟まったり、各種スイッチ類の操作がし辛くなっていたりと安全な運転に支障をきたすレベルの曲がりのあるハンドルはそのまま使用するのは非常に危険です!
新品ハンドルバーとなりこれで本来の操縦性に復活です!
続いてレア車ZR-7S、各部修理のご依頼で入庫です!
経年劣化でゴムの劣化が見受けられるキャブレターホルダ(インシュレーター)を新品交換します。
キャブレターを車体から外し作業のスペースを作ります。
新品キャブレターホルダの装着完了です!
クラッチプレートの交換も行っていきます。
エンジンオイルを抜き取りクラッチカバーを開け、古いプレート類を取り外します。
クラッチハウジング側の状態も確認、エンジン側のカバー取り付け面を清掃しておきます。
新品のクラッチプレートを組み込みます。
クラッチカバー側の取り付け面も古いガスケット等を清掃しオイルストーンで表面をならしておきます。
状態によってはこれが意外と一番大変な作業だったりします・・・(汗)
外した部品を元に戻して作業完了です!
最後はH君のNinja400、車検整備作業を行います!
ECUコネクタ類の確認・フロントホイールセンサの配線加工のリコール作業が未対策だったので同時に進めていきます。
ウォーターポンプからの冷却水漏れを発見したので内部のシール類を交換します。
比較的最近の車輌でもたまに見かける不具合のイメージがあります・・・
ちなみにポンプ下に設置されているドレン穴からわずかに冷却水が滲んでいる事がよくありますが、これは仕組み上仕方のない現象であり異常ではない、とメーカー側からも公式な見解が出ております!
ただし車体下に冷却水の小さな水溜まりが出来るほどの漏れ方はさすがに普通ではないので冷却水漏れ判定となります。
こちらもポンプ取り付け面を清掃しつつ組み立ての準備をしていきます。
ポンプの心臓部インペラを取り付けます。
このインペラがエンジンからの動力を得て回転し冷却水を循環させています。
ポンプカバーを取り付けホースを接続、新しい冷却水を注水して最終チェックを行い修理完了です!
皆様、作業のご依頼をいただきありがとうございました!