いきなり炎上しそうなタイトルですみません<m(__)m>
最近はスクーターの修理も増えてきている当店ですが
店長が修理するスクーターは、なぜか?やっぱりなのか?キャブのスクーターが多い気がします。
要は古めのスクーターの修理ってことなんですが(^^)
今回は、H社さんの4ストローク50ccのスクーターの修理です。
オイルフィラーキャップ(エンジンのオイル注入口の蓋です)を緩めると
エンジンオイルが噴き出すということで持ち込まれました。
噴き出すなんて普通じゃ考えられないので「???」
とにかくまずチェックです。
すると、いや~~~噴き出した!!(@_@) とにかくスゴイ・・・
フィラーキャップを少し緩めるだけで「プシューーーー!!」と空気が漏れてきます・・・
そのまま緩め続けると、今度はエンジンオイルが噴出してきます!! オイル容量の半分くらいは噴き出した?
いや~~~これ相当クランケース内の圧力が高いって・・・
エンジンが爆発するか?って位。 実際エンジンは爆発しませんケド。
異常な圧力になってしまう原因、不具合箇所はすぐに想像がついたので
圧力でシール類が傷んでいないかチェックしつつ、分解していきます。
犯人(いや部品なんですけどね) 発見!!
このホース、クランクケースとエアクリーナーボックスを繋いでいるんですが中を空気が移動します。
原因は不明ですがホース(ゴム製)が内側に膨張して通路を完全に塞いでしまっていました。
このホースが塞がってしまうと今回のようにクランクケースの内圧が異常に高くなってしまうんです(*_*)
ホースを交換して、無事修理完了です!!(^^)v
もう何も噴き出しませんヨ~~~\(^o^)/
おまけ・・・ どの辺りで塞がっているか興味があるので適当に切ってみました(^^)
左側の90度に曲がっているところで塞がっているようです。
右・・・劣化が見られますが普通の状態の断面
左・・・塞がっている近くのホース断面。明らかに狭くなっておかしいです。
同じ車種で同様のトラブルが多いという事は無いようなので、使用オイルとか使用環境が影響しているのか?
珍しいトラブル修理だったようです。